いただき秋葉原 同人 de すごろく

■Uni-Q
■オリジナル・システム
■ボードゲーム
■全年齢
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                                 (2003.08.23)
▼概要・システム
 秋葉原を舞台に、ゲーマーズからはでじこ、メロンブックスからはメロンちゃんといったオタク向けショップのマスコットキャラクターを使ったボードゲーム。
▼シナリオ・テキスト
 シナリオっていうか、ゲームのシステムはモノポリー。どっちかといえば、株のない『いただきストリート』といった方が近いかも。サイコロを振ってマスを移動し、お店を買ったり増資したりして他のキャラクターを破産させるといった感じ。オリジナルに近い部分は「カード」のシステム。「地震」や「ステルス」などカードを引いた瞬間に発動するものから、「倒産B」といった任意のタイミングで使えるものがあり、順位を一発で変更させる可能性を持つ。
 プレイアビリティーの点で見れば、ちょいと操作性に難あり。自キャラのメッセージと進ませるには、メッセージウィンドウ上でクリックせねばならないとか、移動の矢印はクリックしにくいとか、微妙なところで引っかかる。かといってキーボードだけだとかゆいところに手が届かないので、併用するのがベターかと思われます。あと、CPUがちょっともっさりしているのも残念。もうちょっとゲームスピードが早まって欲しい。それと、プレイ中のセーブ/ロードは原則禁止で(笑)。これ使うとズルできちゃいますから。
▼イラスト・グラフィック
 キャラクターは似てます。登場するのは、「アニメイト」から「アニメ店長」、「とらのあな」から「虎々」、「ゲーマーズ」から「でじこ」、「メロンブックス」から「メロンちゃん」、「げっちゅ屋」から「コムちゃん」と隠しキャラ1人。今後、「外神田あみたん」「やまぎわそふ子」がアップデートで追加されるそうです。アニメ店長の空回り燃えっぽいところとかステキです。
▼サウンド・SE
 特に印象はない。ウィンドウモードでプレイが可能で、他のウィンドウが表に来ると音楽が消えてしまうが、CPUのプレイは続いているので、暇つぶしにはいいかも。
▼総評
 いわゆるモノポリーなので、その辺りに興味がなければどうでもいいソフトかも。ただ、「秋葉原」で覇権を争う「マニアショップ」の戦争という、やったもん勝ちのアイディアを実現させたのがこのソフトのキモで最大のポイント。粛々とモノポリーをプレイしつつ、脳内で「秋葉原にでじこビルを乱立させるにょ」とか「この5倍買いでアニメイトが秋葉原を制するっ!!(島本調で)」とかイメージを膨らませながら遊べるような人は買いだろう。なお、中盤以降は、CPUも平気な顔して5倍買いするので、ナメてると負けます。はい。
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