ビヨンド ぷらいまるがーでん
	■金星花火 ■吉里吉里2/KAG ■恋愛アドベンチャー ■18禁 ■http://kinsei-fws.s19.xrea.com/ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　（2003.08.25）
	▼あらすじ
	倒れた父親に代わり、両親が経営する保育園を手伝うこととなった青年、片山友之。あまり保育園とは関わりたくないとは思うものの、母親や幼なじみをはじめとした保母さんたち、そしてナマイキざかりの子供たちに囲まれた生活が始まろうとしていた。
	▼概要・システム
	保育園を舞台にした恋愛アドベンチャー。ゲーム内の期間は不明。日々の生活を送りながら、誰と一緒に仕事するかによって好感度が上がっていくという、ごく普通のシステム。シナリオは冒頭に記したもの以外は不明。ただ、初っぱなから幼なじみの新米保母さんとは懇ろな仲らしい。
	▼シナリオ・テキスト
	体験版でもちゃんとエッチシーンがあります。差分なしで１つ、そしてさらに２つのCGがある感じですが、残念ながらそこまで極めてません。テキストはものすごく濃いわけではありませんが、コマンドのバリエーションを含めて考えればなかなか充実していると思います。 　エッチなシーンはちょっと凝っていて、コマンドを選択してシーンを進めるのではなく、行動ポイント（勝手な仮称）とエッチポイント（コレも勝手な仮称）を使ったシステムになっています。彼女に触ったり服を脱がしたりすると行動ポイントが減り、それが彼女のツボにはまるとエッチポイントが上昇する。完全に理解している訳ではないでしょうが、これによってエッチシーンが変化していくのではないかと思われます。また、上だけ脱がしたり下だけ脱がしたりと執拗な行動をとると、着衣エッチも可能だったりします。『SEX　Friend』のエッチシーンが近いかな。
	▼イラスト・グラフィック
	原画やCGは、塗りなどを含めてなかなかいいレベルだと思います。保育園という舞台を考慮してか、ウィンドウや背景の処理（実写背景をトリミングした上下の背景のこと）、など優しげな感じもありますし、なによりそれらを含めてセンス良くまとめられています。ウィンドウに表示されるキャラのバストアップもいい感じです。背景は実写にエフェクト。それを上下にトリミングしてロゴを使った壁紙のようなCGを組み合わせて使っています。
	▼サウンド・SE
	曲周りも悪くないと思う。全部で５曲あり、そのうちの１曲は未使用。それとは別に１曲だけどこかで聞いたことがあるようなないような。ただ、曲としての側面が強く、ループする時に大きな曲の切れ目が発生するためBGMとしてはちょっと評価の落ちるところ。もう少しループ時のラグを減らしてもらいたいですね。効果音はないっぽいです。
	▼総評
	「ビヨンド」はこの先行版の接頭語というところなんでしょうが、なぜ「ビヨンド」かというのがちょっとした謎かも。 　プレイできる時間は少ないものの、なかなかよく出来ていると思います。エッチのシステムも飛び抜けて新しいわけではありませんが、ゲームとして十分楽しめます。シナリオの展開など、まったくわからないところもありますが、恋愛アドベンチャーとしては有望な、完成が期待できる一本です。 　なお、保育園が舞台となってますが、その年齢の女の子にイタズラするようなシーンは（現時点では）なかったです。とゆーか、さすがにそれはヤバいような気もするので、そっち方面に期待している人はやめましょう。また、保育園の子供たちがみんな同じ服を来てますが、それじゃ幼稚園じゃないかとツッコミたいのですがどうなんでしょう。