僕と少女と幽霊のいる館 〜体験版〜 | ||
■BeeeeeN!! ■NScripter ■青春ミステリーアドヴェンチャー ■全年齢 ■無料配布(だった気がする) ■http://beeeeen.web.fc2.com/ (2010.10.28) |
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▼概要・システム | ||
お金持ちの部員の別荘で合宿を行なうミステリー研究会の面々が、様々な不可思議な現象や謎に直面するアドベンチャーゲーム。詳細はよく分からないが、いわゆる館ものっぽい感じがする。プレイ時間は1分ほど+1分半のオープニングムービーが見られる。 システムは、デフォルトのままらしくツールバーが勢揃いしている。が、文字速度を変更しても実際には変らないため、いくつかの機能は未設定もしくは削られている可能性がある。ゲームのモードはゲームをプレイできる「はじめから/ロードはない。 |
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▼シナリオ・テキスト | ||
夏休み、ド田舎、別荘、合宿、ミステリー研究会、幽霊出現、というキーワードで始まるストーリー。とはいえ、体験版では別荘に辿り着けずに終わるので、その後に流れるムービーを見たイメージでしかないのだけれども。最終的にどうなるかまでは当然分かりませんが、キーワードから連想されるようなゲームになるんじゃないでしょうか。 | ||
▼イラスト・グラフィック | ||
キャラクターイラストは、いわゆるアニメやゲームテイストではなく、絵画っぽいものと少女漫画(リアルめ)なものを足して2で割ったような感じのCG。個人的には許容範囲だが、人によっては濃いかなとも思う。色遣いがちょっと原色よりなところもあるからかもしれない。体験版中に出てくる立ちキャラはヒロインぽいのと運転手のみなのだが、運転手は黒づくめだからいいとしてもヒロインは輪郭がはっきりせず、背景によってはキャラクターとの境目が分かりづらく、シルエットがぼやけてしまう。どんな背景でもキャラクターがはっきりするようにアウトラインをしっかりと描いた方がいいのではないだろうか。イベントグラフィックっぽいものも2点あるが、一方はすべてCGでもう一方は実写の背景の上にCGを載せているような感じになっている。これはどちらかに統一した方がいい。ただし、実写+CGは違和感の塊なので、イベントCGだけでもすべてCGにした方がいいんじゃないかなと思う。 背景は実写の写真で、若干シャープはかかっているかもしれないが、基本的にはエフェクトを掛けずに使用している。残念ながらキャラクターイラスト等との組み合わせは最悪に近い。これは絵の良し悪しの問題ではなく、絵柄との相性の問題ではないかと思う。実写にクレヨン画や油絵画の人を掛け合わせたら、そりゃ違和感バリバリだよねーぐらいなものをイメージしてもらえると納得してもらえるのではないだろうか。さすがに背景のシルエットを潰さない程度にエフェクトを掛けた方がいいのではないかと思う。 |
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▼サウンド・SE | ||
ゲーム中に音楽はナシ。SEのみで情景を描写させるような作りになっている。ミステリーというかホラーっぽいものになりそうなので、本編の方もSEを効果的に使って驚かせたり怖がらせたりするんじゃないかなと思う。 一方、ムービーの方には音楽が使われてます。使われているのは無料素材のもののようです。 |
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▼総評 | ||
体験版は体験版だけど、ほとんど話始まってねーよという終わり方をする。体験版というにはほど遠く、どちらかといえばPV的なシロモノ。とはいえ、ゲームのプロモーションムービーというよりも、自主制作映像っぽい感じがする。ゲームの紹介ではあるのだけれど、「俺! 俺!!」といった感じで作品よりも製作者の自己主張の方が強く見えたのは気のせいだろうか。 中身については特に明言できるものはなく、絵柄が好み、または拒絶反応を示さず、上記した夏休み、ド田舎、別荘、合宿、ミステリー研究会、幽霊出現というキーワードに反応するのならば追っかけてみてはどうでしょうか。2011年の夏に完成予定だそうです。 |
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