GUN ARMS 体験版 | ||
■Straβe Neun ■オリジナル ■横スクロールアクション ■全年齢 ■100円 ■http://taillove.jp/neun/ (2005.01.05) |
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▼概要・システム | ||
『重装騎兵ヴァルケン』や『ウルフファング』の流れをくむ横スクロールメカアクション。自機や敵、背景に至るまで、すべてポリゴンで作られています。プレイできるステージは2までで、最終的には全ステージ6となるようです。この体験版では、ステージ1と2がループしています。 操作はキーボード、ジョイパッド両方が使用可能。ジョイパッドは、コンフィグで好きなようにボタンを割り振ることができます。 操作は十字ボタンの左右で移動、左右連続押しでダッシュ、上連続押しまたはジャンプボタンでジャンプ。その他にジャンプ、遠距離攻撃、接近攻撃、射軸固定、シールド&ブーストボタンなどがあります。 遠距離攻撃はサブマシンガンで弾数制限があり、0になるとリロードによるタイムラグがあります。射撃方向を十字ボタンで自由に変更も可能(0°〜85°ぐらい)で、射軸固定ボタンで方向を固定することができる。近接攻撃は出始めと攻撃後に大きな隙はあるが、高い威力を持っている遠距離攻撃との使い分けがポイントかな。それほど重要じゃないけど。シールドは全方向からの攻撃できる遮断もできる万能の盾。ただ、その間は移動不可となります。空中でシールドを使うことはできませんが、ジャンプ中にシールドボタンを押すことで、ホバリングが可能となり、自由に動くことができます。また、空中ダッシュも可能なので、空中での高機動戦闘も可能です。ホバリングや空中ダッシュは、画面左のゲージがなくなるまで使用できます。コレが切れると、無防備な姿で落ちるだけです。 ぶっちゃけて言えば、基本的には『ヴァルケン』です。はい。 基本的には、敵を倒しながらマップの右端を目指して突き進んでいくタイプのアクションゲーム。HPが0になるとゲームオーバーです。途中のアイテムボックスを破壊すると、オプション武器(ショットガンorレーザー)やHPが回復するアイテムを入手することができます。 ステージ構成はただ右に進むだけでなく、上下への移動もあったりと起伏があります。ただ、突然、画面外の敵から攻撃されることもあるので、ちょっと不親切かな(敵の誘導ミサイルの精度が無茶苦茶高いためです)。また、上下に移動できることはいいのですが、果たして下ると地面があるのか、画面外に落ちて一発死になるのか分かりにくいところもあります。画面の右上or左上ぐらいに簡易マップ(レーダー的なもの)が欲しいなぁと思います。 この体験版では、1ステージが終わるとそのまま2ステージにいってしまいます。ステージ間の区切りとして、リザルト画面(スコアやクリア時間、総クリア時間)などがあるといいのではと思います。タイムアタックとか燃えますしね。 なお、現時点では、ステージはループしており、ステージ2をクリアすると、ステージ1の最初からプレイすることになります(スコアはそのまま引き継ぎ)。 |
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▼シナリオ・テキスト | ||
キャラクターというか、メカはすべてポリゴン。なかなか良い感じにメカメカしてます。敵が高いところから降りる時はちゃんとブーストを吹かしてたりして、なかなか芸が細かいです。いいね、こういう演出は大好きさ! Ver違い(赤青緑などの色違い)の敵は、その色のためにディティールが見えにくくなってしまっていますが、まぁ許容範囲かな。敵の弾がピンクとか青の蛍光色でちょっと興がそがれますが、視認を重視したのだと思えば、しょうがないところでしょう。 背景もポリゴンで、ステージ1が工業地帯〜工場内、ステージ2が山岳地帯。山岳地帯はちょっとのっぺりしてますが、工業地帯〜工場内の背景はかなり良い感じです。ケチをつけるとすれば、ときおり背景のせいで自機が見えなくなってしまうところでしょうか。爆発などのエフェクトもプレイを阻害せずに良い感じです。自機がやられたときは派手すぎる気もしますが(笑)。 |
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▼イラスト・グラフィック | ||
音楽も問題なし。欲を言えば、もうちょっと血湧き肉躍る感じが欲しいかも。あとひと味を望みたいです。SEも問題ないのですが、若干こもった感じに聞こえてしまうので、あと少しだけ音をはっきりさせてもらいたいかな。 | ||
▼サウンド・SE | ||
曲はすべて新曲。タイトル画面と「horde」、「deathmatch」と「team fortres」が同じ曲を使用しているため、全3曲。『exception』ほど燃えるものはないのが残念だが、これはゲームに対する目的意識が影響しているのかもしれない)(『conflict』にはクリアなどという目標がないため)。 SEは前と同じみたい。 |
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▼総評 | ||
極めて個人的な感想で言えば、かなり好みですね。コレ。おそらく制作した方の根底には、『ヴァルケン』があるのではないかと思います。アレが好きなら、ほぼ間違いなく受け入れられるゲームでしょう。 それ故に、ああしたい、こうして欲しい的なところがあったりもします。 まず近接攻撃ですが、攻撃発動時の自機拡大は止めて欲しい。これにより周囲の状況が見えなくなるため、次の行動が選びにくくなっています。敵と弾に囲まれた時点で近接攻撃をする方がヤバいのですが、実のところ拡大したところあまり意味がないので止めてもらいたいですね。攻撃発動のモーションが遅いとか、攻撃後のディレイが長いとかも突っ込む要素なのですが、おそらくこれは意図的なものなのでやめときます。この点はむしろ、プレイヤーに「使いこなしてみろよ」と挑戦している気すらします(個人的には「近接→ダッシュ→近接」よりも、「近接→シールド→近接→……」の方が実践的だと思ってます)。 次に遠距離武器に関してですが、途中で入手できるレーザーやショットガンは武器の切り替えで温存できるようにして欲しいです。完成版にはステージ毎にボスがいるようなので、戦術的にも温存できるといいのではと思います。 そして何より、若干もっさりしている操作部分をどうにかしてもらいたいですね。これは筆者の環境のせいかもしれませんが、どうも遠距離射撃攻撃ボタンの反応が異様に遅かったりする時があります。ウチが悪い可能性が高いのですが、可能な限りレスポンスのいい操作性を目指して欲しいものです。 絶賛はしませんが、メカ好き、特に『ヴァルケン』好きならば期待していいと思います。そのまま『ヴァルケン』を期待されると困りますが、基本『ヴァルケン』+空中機動のみ『アーマードコア』的なイメージで考えてもらえれば、大きくは外れてはいないんじゃないでしょうか。 俺? 俺はそりゃもちろん、買いますよ。まぁ、ステージのメリハリ具合とか、完成時の価格とか、快適に遊べるスペックがどれぐらいなのかと、少し心配事はありますけどね。ただなるべく軽く、そしてそれほど高くないスペックでも遊べることを目指しているらしいので、期待したいところですね。 なお、サークルサイトから体験版(Verの古いもの)とプレイムービーがダウンロードできますが、ムービーと同じ早さでプレイするなら、かなり高いスペックが必要になるのではないかと思われます。あれぐらいの早さでプレイすると、基本システムは『ヴァルケン』+機動関連はすべて『アーマードコア』って感じなのかもしれません。 |
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