ポリゴンラブ2 ファイナル体験版

■PURPLE HEART
■オリジナルシステム
■リアルタイムポリゴン描画Hゲーム
■18禁
http://www95.sakura.ne.jp/~purpleheart/

                                 (2005.01.20)
▼概要・システム
 ストーリーについてはこちらと同じなのですが、体験版にあるストーリーはあくまで体験版用とのことで、完成版はだいぶ違うようです。とはいえ、おにいちゃん(主人公)と妹(ヒロイン)の性格というか、ノリは変わらないような気がするので、アレが受け入れられるならあまり気にする必要はないでしょう。

 システムの方も以前紹介したときと大きく変わっていませんが、久しぶりなのでまとめて紹介し直します。
 遊べるモードは「ストーリーモード」と「とことんHモード」 の2つ。
 「ストーリーモード」は、おにいちゃんが妄想した格好と同じ姿の妹とエッチするモード。髪型や服装などかなりのパターンが用意されていて、完成版では最大668818011586560000通り(サークル発表)の妹が妄想できるようです。体験版ではこれまでと同様、おにいちゃんの部屋でエッチするだけで終わりますが、サークルサイトのスクリーンショットや「とことんHモード」の仕様を見ると町中や電車の中、学校、体育倉庫など色々な場所でHができるようです。おそらく、「ストーリーモード」の進み具合によって、Hできる場所が増えていくのでしょう。妹のコスプレと組み合わせれば、バリエーション豊かなHが楽しめそうです。
 その「ストーリーモード」をクリアして得たキャラクターの衣装やパーツを好きなように組み替えてエッチするのが「とことんHモード」。入手したパーツは種類(部位)ごとにグラフィカルなリストにまとめられています。最近のゲームの例で言えば、『アリスの館7』の『DUNGEONS&DOLLS』のドール着せ替え画面に近い。パーツを隙間を見ると埋めたくなるような人にはたまらないレイアウト&インターフェイスです。お気に入りにコーディネイトした妹は、セーブ/ロードすることができます。これはひとり分しかセーブできないので、複数体セーブできるようになると、よりメイキングが楽しめるんじゃないでしょうか。見た目しか変わりませんが、セーブデータをアップしあって「オレ妹自慢大会」とかできそうですしね(サークルの思惑とは関係なく、誰かやりそう)。また、Hする場所も選ぶことができます。おそらく「ストーリーモード」でクリアした場所が選べると思われるので、ある意味かゆいところに手が届いたリプレイモードともいえます。

 ゲームのシステムは、右クリックでメッセージを読み進め、選択肢の組み合わせて妹の姿を妄想します。メッセージを進める時は、メッセージウィンドウ内にカーソルがなければならないのは相変わらずです。この点のみ少々使いにくい。右クリックしながらマウスを上下に動かすと拡大縮小、左クリックを押しながらマウスを動かすと画面が回転します。メッセージの仕様は、これにも関わってくるのでしょうがないのでしょうね。画面右にあるボタンを押すと、第三者視点、おにいちゃん視点、妹視点の順に視点を切り替えることができます。これらはいつでも変更できますが、会話中にやってもあまり意味がないかも知れません。また、「ストーリーモード」でのセーブ/ロード仕様が発表されてないので、プレイを中断できるかどうか分かりません。ちょっとした不安材料です(体験版では、セーブ/ロード不可。女の子のパーツについては、選択時にオートでセーブされている感じでした)。
▼シナリオ・テキスト
 この体験版のシナリオは、これまでの体験版とあまり変わっていません。完成版はだいぶ違うようですが、基本的には同じようなノリのエロエロなラブコメっぽくなるんじゃないでしょうか。ストーリー面も強化されているようなので、前作と比べるのもなんですが、期待してもいいんじゃないでしょうか。ただひとつ不安があるとすれば、エッチだけだと大したボリュームにはならないと思われる点。それ以外の部分のボリュームがどれだけあるかというところですかね。

 テキストは、兄妹なんだけどバカップルぽい会話です。少なくともおにいちゃんの発言やら脳内描写は、かなりバカっぽいですね。うん、愛すべきバカかもしれない。おにいちゃんに負けず劣らずの妹ですが、どうコーディネイトしてもテキストは変化なさそうです。そこまで対応すれば絶賛ものなんですが、声の関係もあり無理そうです。ちょっと残念。
▼イラスト・グラフィック
 キャラクターや部屋はリアルタイムのフルポリゴン。ゆえにマシンパワーを喰いそうですが、現在の一般的な店売りマシンなら問題なく動きそうです。それ以下の場合は、諦めるか無理矢理動かすか、もしくはマシンを新調したりグラボを買いにいくしかないでしょう。最低動作環境が提示されてはいますが、どれぐらいのfpsがあれば快適に遊べるかなどの情報も欲しいところです。
 キャラクターのモデリングは、ちょっと顔が下膨れな感じはしますが、造形的には全く問題ないと思います。胸も小さめ(でも揺れます)身体も小さめで、妹であるかはともかく、年下キャラとしてはいい感じに作られています。ただ、会話中に口パクがない(すねたアクションなどを取ると口を開くので、そういったパーツはある)ので、いかにもお人形さん、いかにもポリゴンモデルといった印象が強いです。口とセリフを同調させなくとも、会話中に適当に口を動かすだけでだいぶ印象が変わると思うんですけどね。表情などはわりと豊かな感じです。情服装などの各パーツのモデリングも悪くありません。着衣エッチもちゃんとできます。というか、出来すぎますといっても過言ではないかも。
 しかし、アレやナニの消しに問題があります。当局に捕まらないよう、大事な部分には黒い●で消しが入ってます。これが、たとえばフェラチオの時には妹の顔にかかってしまっていて、ほとんど見えないという状況なのです。それはエッチしているときも健在で、妹の中を前後するアレの動きが一目瞭然だったりします。これは爆笑ものなので、是非とも一度見てもらいたいなぁ。さすがにこれは直すべきじゃないのかと思いました。また消しの部分も黒丸じゃなく、モザイクあたりにした方が違和感がないのではないでしょうか。
▼サウンド・SE
 サウンドは、軽めでポップなBGMが数曲使われています。ゲームのノリにあっているのでそれ自体は問題ありません。ただ、ちょっとボリュームが低めな感じです。SEは選択肢やメッセージ送りの時に使われていますが、エッチの時には使われないようですね。そして声ですが、妹はフルボイスのようです。テキストのところでも書きましたが、妹のコーディネイトで性格パターンを選択できたら面白かったんですけどね。モジモジな妹とか、ツンデレな妹とか。
▼総評
 さすがにC67で完成版を頒布しようとしていただけあって、短いながらもよくできています。最終調整をしつつ、ほぼこの仕様のままで頒布されるのでしょう。ただ、消しの部分やらメニューの使いにくさなど、もうちょっとだけ手を加えてもらいたい部分があったりするのも事実です(たとえば「とことんHモード」からすぐにタイトルへ戻るボタン。これがあれば、現在持っているパーツの確認がすぐにできる)。今更言っても遅いよ、という感じもしますが、最後の最後まで頑張ってもらいたいところです。

 全体的なボリュームに若干の不安はあるものの、3Dモデリングされたキャラクターに拒否反応を抱かず、甘えん坊な妹系ロリキャラを好きなように着せ替えさせてエッチしたいという人には文句なしでお勧めできます。 
 でも、エロイかと問われると、それほどじゃないかもしれません。個人的には、エロいと感じる前に大笑いしてしまってますから。バカっぽいというか、ギャグっぽいゲームでもあるような気がします。衣装の組み合わせによっては大笑いプレイとかが実現できるので、ネタ好きなら買ってみてもいいかもしれません。
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