流 告知板

■Studio MIRA
■MAS(Mira ADV System)
■アドベンチャー
■全年齢?
http://gmn.dyndns.org/mira/


                                 (2003.12.06)
▼あらすじ
「狐の嫁入りを見た人は、狐さんが怒ってつれていっちゃうんだって」

この町にはそんな言い伝えがある。そしてまた、ひとり友だちが消えた。でも、本当に怖いのは消える事だけじゃない。すべての人が、その人のことを忘れてしまうことだ。親も。姉弟も。友だちも。その人が存在したことさえも消してしまう。でも僕らは忘れない。僕たちは確信している。その友だちが生きていることを。消えてなんかないことを。

ひとりの少女が町に辿り着いた。晩夏に吹くおだやかな風に混じる気配。少女はそれを捕らえ、姿なき姿を見つめる。
「行こう。これが、私の最後の仕事だ――――――」
▼概要・システム
 おそらく伝奇とプチファンタジーがまざったような物語。神隠しを解決しようと奮闘する3人の少年少女と謎の少女(修道士みたいな格好の死神?)とが繰り広げるジュブナイルアドベンチャー、といったところでしょうか。タイトルは「流」。ひと文字で「る」と読みます。サブタイトルに「一部 晩夏」と入っていることから、複数の部にわたると推測されます。が、神隠しのお話しを複数に分けるのか、別の話を含める予定での「第一部」なのかは不明です。

 システムはサークルの完全オリジナル「MAS(Mira ADV System)」を使用。現在も開発が進められており、日々機能がアップされていまるフリーウェアのソフトです。使い勝手の方はわかりません。サポートBBSにて微妙に活発な意見交換がなされていますので、興味ある方はスターターパックをダウンロードするなり、BBSをのぞくなりしてみてはいかがでしょうか。
 現時点の感想としては、画面表示や効果関連にはあまり問題はなさそうですが、メニュー等のインターフェースに難があるかと思います。右クリックで小さなウィンドウ(画面内にではなく、Windowsのウィンドウ)が出てくるのは、正直使いにくい。さらにセーブ/ロード時にはメニューウィンドウが消えて新たなウィンドウが開くので、どうにも煩わしい。できればこういったものは、ゲームに使用するウィンドウ内に納めてもらいたい。
▼シナリオ・テキスト
 で、これの中身の方といえばシステムを使ったオープニングムービーだけなのです。なのでシナリオとかテキストは判断不能です。
 ただ、上記でオープニングムービーと書きましたが、aviやmpegといったムービーではなく、MASで作られたプログラマブルなオープニングです(補足:システム的にaviやmpegにはちゃんと対応しています)。ムービー全盛のご時世にこーゆーのを作ってくれる人たちは貴重です。個人的には大好きです。こーゆーの。ただ、フォントが細いのでイラストに負けており、そういった場面でなくとも読みにくい感じなので、もうちょっと太くしてもよいかと思います。
▼イラスト・グラフィック
 キャラクターイラストですが、悪くないと思います。素朴な感じといったらいいのかな。とはいえ、ちょっと顔がのっぺりぎみだったり、「ホラホラ三樹さん、首変ですよ?」とか突っ込みたくなる程度に欠点はあります。塗りも絵柄にマッチしていてよろしいかと存じます。それよりも背景。これがもう、素晴らしい。オープニングに出てくる夕方の町並みの背景が美しく、他のサークルを引き合いに出すのはアレですが「EarthWell」級のできばえです。ただ、学園内の背景がCGであったり実写のものだったりと、ちょいと不安。できればCGで統一して欲しい。
▼サウンド・SE
 サウンド周りはオープニング1曲と風の音といったエフェクトなど。オープニングムービーはヴォーカル付きです。音が少し貧弱とか、ヴォーカルにちょっと力がなくてこもってるっぽいとか手放しで褒められないところもありますが、俺はこの歌好きだなぁ。微妙に古いアニメの主題歌というかなんというか。できれば手を入れて再録(というかリニューアル)して欲しいぐらい。でも歌詞で「我は死神夜を切り開き〜」といきなり謎っぽい人の正体バラしてるのはちょっとどうかと。本編の盛り上がりに少し欠けてしまうのではと思ってしまいます。
▼総評
 ゲーム自体はプレイできないので、そういった方面での評価はできません。HPでもこのゲームについては掲載されていないので、システムの習作みたいなところがあるのかもしれません。とはいえ、背景CGと微妙にツボにはまりかけたヴォーカルのおかげで、ちょっと期待したい一本になってたりします。 ですが、システム構築と同時進行の上、ソフトの方は後回しな印象なので、この冬コミはおろか、当分カタチにならないかもしれません。少し残念です。
 そして新システムの開発の方も頑張ってもらいたいところです。使いやすいツールができあがることは、面白いものができあがる助けになりますから。とはいえ、完成にはまだしばらく先のようですけど。
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