白黒の廻廊 体験版 | ||
■NEWGATE ■NScripter ■猟奇ビジュアルノベル ■18禁 ■http://homepage3.nifty.com/ndd/ (2003.02.02) |
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▼概要・システム | ||
子供の頃のトラウマをちょっと引きずる、喧嘩っぱやい一匹狼的なぷちヤンキーなんだけど幼なじみには頭の上がらない学生が主人公の伝奇ものノベル。以前は体験版のダウンロードが可能だったが、現在は停止している。 | ||
▼シナリオ・テキスト | ||
テキストは個人的に引っかかったところ以外は、ぼちぼちでないかと思う。戦闘周りのテキストは結構いい感じだったと思います。で、引っかかった部分は二つ。まず、テキスト量の調整が不十分。ぶら下がり等で1,2文字だけ下がっていることが多い。もう一つは何が何でも漢字にしすぎ。そのため読みにくい部分もかなりあります。漢字を変換する際、字面が格好良さそうなものや難しめの字を好んで使う傾向がある。比較的難しめの漢字も平気で使っているため、ルビはあったほうがいいと思う。もうちょっと字間があればなおいい。ついでにフォントも変えさせて欲しいですね。誤字はまぁ標準的に入っている。 体験版には、物語のプロローグと全7話中の最初の1話がプレイできる。ゲーム内では約4日。位置づけとしては序章といったところで、主人公が力を自分の意志で使うところがポイントなんだろう。1話のシナリオの雰囲気としては、『痕』の1stプレイ時によく似ている。だが、主人公(作者)が自らの力の存在を知っているがプレイヤー(=主人公のはず)は知らず、ラストで切り札的に使われてもちょっと白ける。主人公の力は「対象と対象の事象を消す右手」。とても便利で、たとえば「Aさんが左手でBさんの首を絞めて殺しました。そこで主人公がAさんの左手を消すと、Aさんが左手でBさんのの首を絞め殺したという事象が消えるためにBさんは生き返ります。もちろん、絞め殺された事象すら消えるので、Bさんは自分が死んだことも記憶にありません」といった感じの力。タイムパラドックスすらびっくりの歴史すら変えかねない力です。 |
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▼イラスト・グラフィック | ||
原画はとりあえずいいんじゃないかな。すごく上手い訳じゃないけど拒否反応出るほど酷くないし、どちらかというと漫画キャラっぽい印象。塗りもそんな感じ。登場した女の子は5人。攻略という概念があるかどうかちょっと微妙です。イベントCGは2枚ほどしか覚えがないので、ちょっと少ないかも? 背景は実写にエフェクト。いい感じだと思います。 | ||
▼サウンド・SE | ||
音楽はどうなんだろ。ほとんど印象にないです。効果音は結構ありました。でも、プルトップ開ける音はあるけど、目覚ましや予鈴がなかったりとSEの入っている/入っていないの基準が不明です。 | ||
▼総評 | ||
プレイ直後から感じたのは、某月の影響受けすぎということ。体験版からそれなりに感じるし、以前のOHPのストーリー紹介なんてどこかで見たことあるような気がしてしまうものだった(現在のストーリー紹介は変わったようです)。このまま突き進むと、さらに似てる発言が世間一般から出てもおかしくないだろう。それほど酷いところはなかったので、完成すればそれなりに遊べるのではないかと思う。ただ、全7話から全4話までスケールダウン?(ではないらしいが、端から見るとそう感じる) したらしい。夏コミは落選してしまったようなので、その期間を踏まえて冬コミで完成できるかどうかがひとつの基準になるのではと思う。 それと、テキストで「マンセー」書くのは恥ずかしいからやめたほうがいいと思うが、どうよ?(直すらしいですけど) |
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